国際コミュニケーション学科から大学編入

大学編入学と国際コミュニケーション学科・専門学校から編入する方法

大学編入学と国際コミュニケーション学科

大学の国際コミュニケーション学科で学ぶ方法には、一般入試を受験する以外に、大学編入学試験を受験する方法があります。専門学校にて国際コミュニケーションを勉強しながら大学編入学試験を突破することを目指すもので、順調にいけば、浪人して一般入試を受けるよりも短期間で大学を卒業可能です。世界を股にかけて活躍できる人材になることを目指しているのなら、理想的であり、なおかつ最短のルートです。
専門学校では、大学の1年次、2年次で学ぶ国際コミュニケーションの基礎的内容を学びながら、約1年半後の編入試験に備えます。予備校で学ぶ場合は一般入試を目指すため、準備期間が短い上に、多くの科目の対策が必要です。さらに一般入試を目指す場合は、当然ながら浪人した年数分だけストレートで合格した学生たちに後れをとることになりますが、専門学校経由なら、うまくいけば同年度に卒業。短期間で世界の舞台に到達できるのです。語学と、その背後にあるさまざまな地域文化を学び、異なる文化の間のコミュニケーションを円滑化して、共生、持続可能な世界を創造する。そんな国際的な人間を専門学校経由で目指す方法を解説していきます。

大学編入学とは何か

大学編入学とは、大学の年次途中に入学して勉強することです。基本的には大学が定員を確保するために行われ、通常は3年次への編入となります。毎年、安定して行われるわけではなく、若干名の募集の場合もありますが、通常は一般入試よりも倍率は低くなります。編入学試験は筆記と面接により行われることが多く、一般的に受験資格は、次のような基準を満たす人に与えられます。

  • ・専門学校を卒業、または卒業見込み(修業年限2年以上、1700時間以上)
  • ・4年制大学をすでに卒業、または卒業見込み
  • ・大学を2年次まで修了、または修了見込み
  • ・高等専門学校を卒業、または卒業見込み
編入学試験が行われる時期はまちまちですが、文系学部では、9月頃からスタートする場合が多いようです。試験科目は英語、専門科目、そして面接が一般的。専門科目では大学1年、2年で学習する専門的な内容も含まれます。そのため、専門科目の試験の難易度は高めだと思って間違いありません。しかし、これから専門科目を突き詰めて学ぶわけですからある意味それは当然のこと。興味があることを学ぶので、目的意識を持って勉強できるはずです。一般入試においては苦手科目を克服するための準備に時間を割かなくてはなりませんが、編入学試験は科目が絞られているので準備もしやすいでしょう。
編入学試験の一番の難しさは情報が少ないことです。一般入試は、受験者数も多く、進学塾や予備校も多くあるので情報が豊富です。しかし、編入学試験の場合は、情報は少なめです。そのため独学で試験を突破しようと考えても、思ってもみなかったような壁に阻まれる可能性があります。また、編入学では面接試験もありますので、その対策も必須ですが、そのためにはやはり情報が必要です。このように、独学での大学編入学にはハードルがあります。このハードルを、豊富な情報とメソッドで下げてくれるのが、専門科目を学びながら編入学試験を目指せる専門学校なのです。

国際コミュニケーション学科について

国際コミュニケーション学科は、国際コミュニケーション学を学ぶところです。学部として設置している大学もあり、言語専攻、ビジネス専攻など、教育機関によりさまざまな学科があります。国際コミュニケーション学では、英語を基本として学びますが、スムーズなコミュニケーションをとれることは当然として、フランス語や中国語などほかの言語も、その背景にある文化を学び、大学でのすべての学習を終えたあとは、国際的な人材として企業などで活躍することが想定されています。そのため、国際コミュニケーション学科のカリキュラムには、留学や交流プログラムなど、教室で学んだことを実践する機会が用意されています。
国際コミュニケーション学部や学科では、コミュニケーションの世界標準を身に付けた人材の育成を目的にしています。目まぐるしく変化し、異なる文化や主張が混沌としている世界で、コミュニケーションの円滑化を図ると共に、活発に活動できる人材の育成です。

国際コミュニケーション学科から大学編入

「言語」と「コミュニケーション」、そして「文化」は、国際コミュニケーション学の基礎となる3分野です。国際コミュニケーションは、これら3分野すべてを知ることで円滑になります。政治的主張の対立、難民、地球温暖化、エネルギーの枯渇など、解決しなければならない世界的な問題が多く存在しています。今後、異なる人たちが共生していくためにはどうしたらいいのか。その道筋を作ることも、国際コミュニケーション学を学んだ人間の役割だと言えます。
国際コミュニケーション学科では、理論的に複雑化する世界を研究し、学んだことを国際的なコミュニケーションに役立てる力を養成します。今はまだはっきりとした将来像が見えなくても、「世界に飛び出したい」という気持ちがあるなら、国際コミュニケーション学を学ぶ価値は必ずあります。

大学の国際コミュニケーション学科の授業内容

国際コミュニケーション学科では、コミュニケーションのベーシックを身に付け、さらに高い英語力(語学力)と、コミュ力、そして語学の背景にある地域文化を学びます。大学の国際コミュニケーション学科では、英語や多言語を中心とした広範な内容を学習するため、言葉の専門家を育成するというよりは、言葉と共に特定地域についての深い知識を持つ国際人材の育成が役割だと言えるでしょう。最近は大企業だけでなく、中小企業、個人でさえも国際的なビジネスをすることが当たり前になりました。特に製造業においては、新興国にビジネスを展開する、または検討している企業は数多くあります。このような企業にとって、言葉だけではなく、その地域を熟知した人材は必要不可欠なのです。大学の国際コミュニケーション学科では、日々の教室内の授業と共にフィールドワークや留学などを通して、このような人材の育成に力を入れています。
現在、国際社会は目まぐるしく変化し、同時に混沌としています。通信インフラの高速化によるスマホやSNSの人々への浸透は、地球上に住む人々の距離を縮めてくれました。新しい時代、人々の共生が求められる時代、世界をよく知る人間が求められています。国際コミュニケーション学科は、これからの時代を牽引する人間を育てる場所。国際人へと羽ばたく第一歩だと言えるでしょう。

専門学校から大学に編入するメリット

専門学校から大学へ編入するルートにはいくつかのメリットがあります。専門的な学問を学ぶ大学を目指すわけですから、それなりの難しさはありますが、もしもあなたが一般入試で志望校に行けなかった場合は、そのメリットは本当に大きいものになります。高校からストレートで大学に入れなくても別の道があることを意識することが大切です。専門学校から大学編入を目指すルートは、浪人中の人にもメリットがあります。ここからは、予備校に通うのではなく、専門学校で集中して準備をすることでどんなメリットがあるのかご紹介します。

一般入試よりも倍率は低め
大学編入学試験は、一般入試よりも倍率が低めなので、数字上は一般入試よりも大学に入りやすいと言えます。もちろん試験の難易度が異なりますので、一概に比較することはできませんが、多くの人が考えているよりも門戸は広いと言えます。
大学編入学試験への対策
大学編入

大学編入学試験が一般入試と大きく異なるところは、その出題傾向を知ることが難しいこと。情報量も極端に少なくなるので、自力で対策することが難しい試験なのです。また、大学編入学試験では、面接も重要度の高い試験です。面接では志望理由書が資料として使われますが、その対策も個人でするには限界があります。大学への編入を狙うためには、なるべく多くの情報を収集してから、万全の準備をして試験に挑戦することが望まれます。専門学校では、講師陣が持つノウハウや大学別の傾向など、個人ではなかなか得ることが難しい情報も揃えているため、個々の学生のニーズに適した指導を行えます。志望理由書のポイントを押さえた作成方法なども指導があるので、安心して準備を進めることができます。

専門学校卒業から最短2年で大学卒業

高校卒業からストレートで専門学校に入り、大学編入試験に合格すると、専門学校での学習開始から最速4年で大学卒業が可能。つまり、一般入試をストレートで突破した学生たちと共に卒業し、社会へと出ることが可能なのです。
高校卒業後に予備校を経由、または独学の場合は、一般入試を受験して最速で合格したとしても卒業まで5年かかります。浪人した年数だけ、一般入試をストレートで突破した学生から遅れての卒業になります。
専門学校から大学の国際コミュニケーション学科への編入を狙う場合、その授業では、大学で学習する専門的な内容も学ぶことになります。試験に合格した場合は、大学での高度な学習についていかなければならないので、それなりに難しい内容も含まれますが、興味を持っている専門的な内容なので、モチベーション維持にもつながります。

国際コミュニケーション学科

大学編入学試験を突破するために大切なこと

専門学校から大学の国際コミュニケーション学科を目指す場合、多くの人が複数の大学を併願します。大学により試験の内容、出題傾向には違いがありますが、なるべくこれらが似た大学を選ぶと、効率のいい試験対策が可能です。専門学校に通いながらの編入学試験への準備は、ご紹介したようにメリットの多い方法です。ただ、個人の努力がもっとも大切なことは当然のこと。いくら興味のある分野だとは言っても、学習を続けていけばいくつかの壁が立ちはだかるでしょう。しかし、あきらめずに努力することで、必ずやその壁は突破できます。

大学で国際コミュニケーションを学び世界へ

国際コミュニケーション学科のカリキュラムには、留学や国際交流プログラムが用意されていることが普通です。学んだことを実践することは、どんな学問でも大切なことですが、国際コミュニケーションも同様。海外に出て、人々や文化を肌で感じ、そして学んだことを本当に自分のものにすることができます。これは国際人として活躍するための基礎固めとも言えるでしょう。
大学で国際コミュニケーションを学び、高度な知識を身に付けると、社会人として、そして国際人として活躍可能なフィールドは広がります。現在、海外進出、特に新興国でのビジネスに力を入れる企業が増えています。こうした企業では、その地域のことをよく知る人材を必要としているので、自分に向くポジションを探すことは、それほど難しいことではありません。商社や航空会社などを目指す人にとっては、国際コミュニケーションの学位を取得することは多くのチャンスを得ることにもつながります。言語だけではなく、背景文化にも詳しいスペシャリストは、多くの分野のビジネスで欠かせない人材なのです。

国際コミュニケーション学科

東京声優アカデミー・国際コミュニケーション学科を新設

東京声優アカデミーは、東京高等技芸学院として1930年に設立された、長い歴史を持つ、東京都に認可されている専門学校です。現在は学校法人東京メディアアカデミーが運営していて、これまでに声優養成科からは、多くの声優を世に送り出してきました。この東京声優アカデミーが、2020年度から国際コミュニケーション学科を新設します。難関大学の国際コミュニケーション学科への進学や、国際就職を目指すためのコースで、大学編入のために高度な準備を行います。入学から2年後の大学編入学、4年後には真の国際人として活躍することが目標。キャンパスには海外からの留学生も学んでいるので、国際色豊かな環境で学びながら国際人としての基礎固めをすることが可能です。東京の中でも「住みたい街」の上位にランクインする恵比寿キャンパスで、知識と経験豊富な講師による授業を通じて国際感覚を養いましょう。
東京声優アカデミーの国際コミュニケーション学科は、1クラス最大20人という少人数制。そのため、学生に合わせた指導が行えます。国際的な環境で学ぶことは、それだけでも大きなアドバンテージ。国際コミュニケーションは学ぶだけではなく、日頃から養うことが大切です。東京声優アカデミーでは、そんな環境が整っています。
東京声優アカデミー・国際コミュニケーション学科では、難関大学編入を目指す人を対象とした予約制のミニ進学相談会を開催しています。大学編入を目指している人だけでなく、海外に出ることに興味がある人、海外に関連する学問を学びたいと考えている人は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。予約制のミニ進学相談会の詳細は、東京声優アカデミーのウェブサイトでご確認ください。
東京声優アカデミー


大学編入学と国際コミュニケーション学科・まとめ

国際コミュニケーション学科への大学編入学について、専門学校で学びながら準備する方法について、そのメリットを含めて解説しました。専門学校で専門的な内容も含めて国際コミュニケーションの基礎を学び、大学3年に編入学することで、順調に学習を進められれば、専門学校入学から最短4年で大学を卒業することができます。つまり、一般入試にストレートで通った学生たちと同年に卒業し、社会に出ることが可能なのです。英語だけではなく、特定地域に関する総合的な知識を身に付けたプロフェッショナルとして、ビジネスを中心に幅広い分野で活躍するためのパスポートとして、国際コミュニケーションの学位は役立ちます。ますます変化のスピードが加速する世界において、フレキシブルに考え、動ける人材が求められています。専門学校から大学編入学、そして国際コミュニケーションのプロフェッショナルを目指す。自力では、そうかんたんにはいかない道のりも、同じ目標を持つ仲間たちや、豊富な知識とノウハウを持つ講師陣といっしょなら、必ず克服可能です。専門学校を経由して大学に編入学するオプションは、将来、海外で活躍したいと考えている人に最適です。行動を起こせば、目の前にチャンスは広がっています。


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